医療事務試験は医療事務に従事する人のための試験ですが、その種類としては、日本医療保険事務協会といって厚生労働大臣が認可している財団で行っているものをはじめ、専門学校や育成機関などといった民間団体で行っているものなど豊富です。
種類が豊富な試験の中でも、知名度が高く、医療機関からも高い評価を受けることができる資格を紹介したいと思います。ひとつは、日本医療保険事務協会で行っている医療事務試験で、診療報酬請求事務能力認定試験があります。この試験は毎年7月と12月の年2回開催され、受験料金は7500円、合格発表は試験後の2から3ヶ月後となっています。試験内容としては、学科と実技があり、共に合格基準点があり、学科実技共に基準点をクリアしないと合格することはできないのです。
もうひとつは日本医療教育財団で行っているもので、医療事務技能検査試験と呼ばれるものです。この試験はメディカルクラークと呼ばれる試験で、医科、歯科部門おのおの1級・2級に分かれています。全国統一試験のひとつで、医療事務で行う基本的なレセプト集計業務だけでなく、病院内での事務処理全般にかかる技能に対する評価を行う試験で、医療事務試験のなかでも歴史のあるものです。試験日は1級が6月、12月の年2回、2級は4月、6月、7月、9月、10月、12月、2月開催、受験料は1級、2級共に6500円です。この試験の合格に向けて、200以上もの医療事務関連の教育機関が合格を目標に教育を行っています。
このほかの医療事務試験としては、日本医療事務協会主催の試験でこの協会が実施する基礎講座を終了した後に受験することのできる保険請求事務技能検定試験があります。医療事務を習得するための専門学校や、大学、訓練学校などの生徒が受験することの多い資格です。また、医療秘書教育全国協議会が主催している医療秘書技能検定試験があります。この資格試験には1級から4級までがあり、医療秘書事務や医療機機関の組織、法規、医学の基礎知識、関連知識、レセプトの作成や診療報酬の知識が必要となる試験です。この試験の受験者としては専門学校や、社会人などが多く見られますが、実際に医療機関に従事している人の受験は少ないようです。
また、ケアクラーク技能認定試験も医療事務試験のひとつですが、こちらは主に介護に関する報酬請求業務に対する技能を認定する試験となっています。このように医療事務試験にはさまざまな種類があり、資格取得には専門的に教育などを受けることをお勧めします